手塚治虫の作品でよく受け取る「未来や科学への驕りに対する警鐘」。塔が崩れる際の、レイ・チャールズの祝福にも近い曲想からは、あっけなさや儚さが強く印象付けられました。また「歴史は繰り返される」のセリフにも表れる、人の愚かさもどことなくあの曲のシーンにはあった気がします。
ところで大友監督もこの作品に関わっていますが、「スチーム・ボーイ」のテーマとのリンク性もみられます。またルパンシリーズにもこういう展開があるような気もし、結局手塚氏のこういう作風がルーツなのだろうか、といろいろ思い比べられ、これから先、叩き台の役割を担う映画になりそうです。
映像は凄かったのに・・もったいない!おすすめ度
★★★★☆
映像は凄かったのですが、何か物足りなさを感じます。
切ないラストなのにどこかしらけてしまった・・。
あのラストならティマとケンイチの心の交流が
もう少し分かりやすく描かれていたほうが良かったのではないかと思う。
レッド公とロックの関係についての昔の回想シーンなんかもほしかったです。
しかし、映像はとても凄いものでした。一コマ一コマが絵になっています。
今の時代のアニメ映画は美麗映像のものばかりになっていますが、その中でもズバ抜けています。
最後の崩壊シーンは一見の価値ありです。
有名なジャズの音楽に合わせて崩壊していく建物の姿はまさに崩壊美!(笑)
こういう美しさもあるんだなあ・・(しみじみ)。
映像は凄かったのにもったいない!!
☆は四つで評価しましたが、映像のクオリティが他のアニメ映画と同じくらいなら三つでした。
Tv
手塚治虫、初期のSF漫画を映画化したアニメ『メトロポリス』。製作期間5年、最先端の技術を駆使し、総作画枚数15万枚を投入した本作がみせるのは、壮大なスケールで描かれた未来都市の姿である。 どのシーンを切り取っても画になるハイクオリティな作画はもちろんだが、手塚が原作で1ページを使って描いたモブ(群集)シーンを再現した映像はとにかく圧巻。緻密に描かれたリアルな背景とレトロな雰囲気を残した手塚キャラたちが融合することによって、温かみをもった世界が展開される。
物語は、文明の絶頂に達し感情をもつロボットを生み出すまでになった人類と、その先にある悲しみという原作のテーマを踏襲しつつ、オリジナルのストーリーを再構築する形で作られている。脚本を担当したのは『AKIRA』の大友克洋。監督は『鉄腕アトム』の演出もした、りんたろう。豪華スタッフの共演で実現した文字どおり超大作アニメである。(井上新八)
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